人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ウードン山で製茶見学 ~文さんのお宅で(12)

〈仕上げ〉荒茶へ
 乾燥用のお釜から取り出したあとも、茶葉にはまだ青みが残っていました。
 保管していくあいだに自然に乾燥が進んで茶色味が濃くなっていくのか、それとも文さんの意図で乾燥具合をこれくらいにしたのか-。

 夜、文さんの妹さんたちが居間に円卓を出してわら半紙を敷き、その上に乾燥した茶葉をどさっと広げました。できた茶葉からゴミや茎、古い葉などの不要なものを除きます。
 妹さんと妹さんの友達は、ちょっと前の事務員さんが使っていたような腕当てをはめて、ザッ、ザッと、お茶の葉から要らないものをはじき出しています。取り除いたものをどんどん床に捨ててます。
 すごい早さです。すぐに見分けてるんです。子どものときからやっていますという手わざです。
 文さんはいっしょに不要物の選別はしませんでした。お茶つくりの作業中に不要の葉があると除いてましたけれど。
 製茶作業には男女の役割があるようです。
 茶摘み→女、製茶→男、不要物の選別→女、ですか。
 女の人に混じって男の人が茶摘みをしているところや、鳳凰鎮のお茶屋さんの店先で男性が茶葉の選別をしているのを見かけましたので、絶対に、ではないですが。
 
 その日は夜8時頃から11時過ぎまでかけてやっと一ザル分の仕分け作業が終わりました。
 ゴミを除いた茶葉はビニールの袋に詰められて、文さんが秤で重さを測ってました。品種と重さを書いたメモ紙を入れ、茶摘みから始まった製茶作業の終わりのようです。
 といっても、これはまだ 荒茶 という製造段階のお茶で、まだ商品にはならないそうです。
 卸業者、またはお茶屋さんで茶葉の大きさなどさらに選別されたあとで、店頭に並べられるということです。

 妹さんたちは翌日の午前中も不要物の仕分けをしてました。
 床にどんどんはじき飛ばしたものを捨てるのかと思ったら、それもまたビニール袋に集めてました。ビニール袋にかなりたまっています。どうするの? 
 妹さんたちに紙を差し出して聞いても、逃げて答えてくれません。(そんなに私は怪しいのか) 文さんは忙しそうで聞けませんでした。知りたかったです。 
by ruksak | 2007-08-10 20:52 | 中国 | Trackback | Comments(0)


いつも心に旅があります


by ruksak

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ブログジャンル

旅行・お出かけ
北海道

最新の記事

LAST SNOW 札幌国際..
at 2024-03-04 16:25
クイーンとグレイと雪まつりと..
at 2024-02-18 01:01
クイーンとグレイと雪まつりと..
at 2024-02-17 14:48
クイーンとグレイと雪まつりと..
at 2024-02-16 17:19
2022.10 最終日(11..
at 2023-12-17 01:11

カテゴリ

はじめまして
ごあいさつ
旅程表
ドイツ
チェコ
ポルトガル
オランダ
パリ
ブラジル
インド
スリランカ
シンガポール
マレーシア
タイ
マカオ
中国
韓国
香港
台湾
北海道
安めの宿
外国便り
外国的
旅の本
カレンダー

最新のコメント

ばななさん! すごいわ..
by ruksak at 20:27
こんにちは、お久しぶりで..
by ばなな at 18:10
ばななさん コメントあ..
by ruksak at 23:54
ばななさん こんばんは..
by ruksak at 23:50
こんばんは。 10月にな..
by bananan_bou at 22:24
こんばんは。 ご無沙汰し..
by bananan_bou at 21:09

最新のトラックバック

タグ

(167)
(134)
(106)
(96)
(79)
(78)
(76)
(73)
(66)
(59)
(53)
(53)
(49)
(49)
(49)
(46)
(44)
(43)
(41)
(41)
(38)
(35)
(32)
(30)
(29)
(29)
(26)
(26)
(24)
(21)
(20)
(19)
(17)
(16)
(16)
(13)
(13)
(12)
(8)
(8)
(8)
(7)
(6)
(4)

以前の記事

2024年 03月
2024年 02月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
more...

記事ランキング