流れる星は生きている ~追加で

 前回の、といっても一週間以上空いちゃいましたが、『流れる星は生きている』の続きです。
 やっぱり書きたいことがあって。

 著者たち日本人疎開団が満州・新京(現在の長春)乗った(貨物)列車は、北朝鮮の宣川(せんせん)という町までしか行かず、‘南側’行きを決行するまでそこで一年余り留まることになります。著者たち一団のほか多くの日本人が疎開団ごとにまとまって滞在してました。
 宣川にしばらく留まることになりそうだとわかると、働きに出られる人は朝鮮人から仕事、-肉体労働だったり、朝鮮人の家の家政婦になったりー、をもらって生活費を稼ぎに出かけます。

 地元の朝鮮人とは何語で会話したのかなあと気になりました。終戦直後のことだから日本語ですか。(日本語がわかる人と話したんでしょうか)
 著者たち満州からの疎開団は満州で中国人とかかわって暮らしていたと思います。文化の違う人たちと共存というか住み分けの方法を心得ていた、でしょうかね。
 
 働きに出られる時間が長ければその分収入が多いですが、著者のように小さな子どもを三人も抱えていたらたいした収入は得られず日々の食料にも事欠きます。
“朝鮮人の市場に行って、投げ捨てられた魚の頭や、野菜くずを集めて、その日その日を生きのびて”いました。
 満州を脱出してから悲惨で苦難なことばかりで、本を読みながら顔をゆがめてしまいます。三人の子どもと共に故郷の長野県に到着する〈ハッピーエンド〉で終えられて、読む側も心が救われました。


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# by ruksak | 2016-04-04 13:06 | 旅の本 | Trackback | Comments(0)

流れる星は生きている

流れる星は生きている-愛は死を超えてー  藤原てい 著  青春出版社 1971/5/15

(1949年に別の出版社から初出版、現在は中公文庫で発売されています)

 作家・新田次郎の奥様が書かれた満州引き揚げの記録です。「引き揚げ」とはこういうものだったのかと思える一冊です。 
  
 終戦の直前、満州から母子四人で、貨物列車と徒歩で、引き揚げ船で、そして博多港に着いても故郷長野は遠く・・。
 ご主人から託された5歳の長男、3歳の次男(のちの数学者・藤原正彦氏)と、満州を発つとき生後まだ1か月の長女まで、なんとか四人とも無事に故郷までたどり着けたのは奇跡です。
 実家のある諏訪駅で迎えに来た家族に子どもたちをあずけたあと、著者は気を失ってしまいました。

 38度線を目指す列車や徒歩行(←著者は裸足で)と博多に上陸するまでのエピソードではヨーロッパへ向かう難民を、北朝鮮の宣川(せんせん)での疎開団一緒の共同生活では、災害などでの避難所生活を思い起こしました。
 著者は小さな子供を三人抱えていたのに、いつも助けがあったわけではありません。苦しい環境での避難や共同生活では、必ずしも助け合えないのは悲しいですが、利己主義を責めることはできない、ですかね。

 タイトルの「流れる星は生きている」は、著者の心の支えでした。それは新婚時代のご主人との会話が元になっています。
 流れ星が燃えたあとどうなるかという問いに対し、ご主人は、
「流星の持っていたエネルギーはなにかに変換されて生きている」と答えます。

"いま眼で見て消え行てく流星が、どこかで違った形で生きていると信じ、それは夫の生存と結びつけて考えていた。"

 何があっても生き抜こうとする強い心の片側には、当たり前だけど何かにすがりたい弱さもあります。

 この本を読んで、また別に思ったことが…。
 三人の子どもたちは引き揚げ中の一年間は十分な食料が得られず、栄養失調の状態でした。それでも皆大学を出るような頭のいい子に育っています。栄養は脳の発達にそれほど関係ないんでしょうか。
 家族全員、“下痢が止まらない”時期もあったのに、苦難のときを生き抜いたんです。


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# by ruksak | 2016-03-26 15:47 | 旅の本 | Trackback | Comments(0)

チーズケーキセット

 フルーツタルトのお店で知られる、フルーツケーキファクトリーの、ここは新さっぽろ店です。
 1/4カットの大きなチーズケーキと写真に写ったお店の感じが、アメリカンぽいかな~と思ったんですが、そうでもないかな~。

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 この写真、1月に行ったときのものですが、
 スウィートチーズケーキ(メープルシロップとホイップクリーム付き)&ドリンクで520円でした。

 ところで、読者の皆さんはどちらがお好みですか。
 レアチーズケーキ? 今日の写真のようなスフレチーズケーキ?
  ―私は、スフレチーズケーキです! 見た目が大きいからではなく・・。

 

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 テーブルに置かれてた

 角砂糖のパッケージが

 かわいらしかったです。



*フルーツケーキファクトリーのHPはこちら。札幌市内にお店がたくさんあります。
  カフェメニューはお店によって違うようです。


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# by ruksak | 2016-03-19 14:00 | 外国的 | Trackback | Comments(0)

フェレロ ロシエ

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 このチョコ3ケセット、
ボルネオ島からクアラルンプールにいくときの
マレーシア航空のランチボックスに入ってました。

 今までこの会社のチョコを
輸入食品のお店で見ることはありましたが、
去年の暮れごろから近所のスーパーでも売られるようになりました。

 去年のクリスマス前にTVCMも流れてましたね。

 (*マレーシア航空搭乗の記事はこちらに)

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# by ruksak | 2016-03-09 12:38 | マレーシア | Trackback | Comments(0)

キウイおこぼれ留学記

  立春を過ぎての
 明けましておめでとうございます。 でございます。
  今年もどうぞよろしくお願いいたします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

キウイおこぼれ留学記  小林 聡美 著  幻冬舎文庫  2002/10/25

 大人になってから念願かなっての語学留学です。
 行先はクライストチャーチ。ニュージーランドの南島。
 一週間コース(ホームステイ有り)+観光二日の10日間の旅です。学校は月~金の午前中だけだから、旅といっていいですよね。著者の場合は金曜日からイースター休暇が始まって、授業は4日しかありませんでした。

 クライストチャーチというと、私などは「ガーデンシティ」の名とともに南島の観光の拠点を連想します。
 語学学校が多いんですよね。小林聡美さんが通った語学学校もほとんどがアジアからの留学生でした。クライストチャーチはこの数年後に大地震に見舞われます。東日本大震災の前でした。
 今も多くの留学生や観光客が訪れてますか。
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# by ruksak | 2016-02-13 16:29 | 旅の本 | Trackback | Comments(0)

マンハッタンではありませんが

 私にはマンハッタンのように思えます。実は、と断わらなくても、札幌中心部です。
 
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 左側のビルは新しいですが、レトロな外観にデザインされてます。

   マンハッタンを感じたもう一つの写真はこちらです。
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# by ruksak | 2015-12-16 07:00 | 外国的 | Trackback | Comments(0)

熱い砂

熱い砂 パリ~ダカール1100キロ  岡嶋二人 著  講談社文庫  1991/2/15

花の都パリからアフリカ大陸最西端のダカールまで、11000キロに及ぶ世界一過酷といわれるクルマの大レース。その間に展開する参加者たちの闘い、行く先々の現地人たちの生活、美しくも厳しい大自然の姿など、プレスマンとして参加した作家の目をとおして、つぶさに描いた、清新なパリダカ体験記。(裏表紙より)

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 バブル時代を経験した方なら、パリ~ダカールラリーはご存知か、映像でもご覧になったことがあるでしょう。
 現在はパリ⇒ダカールから開催地を南米に変えてダカールラリーの名前を残して行われてます。
 
 またまた冒険心を掻き立てられました。
 この同行記は1988年年末から89年1月にかけて行われたレースのものです。(このときはパイオニアが冠スポンサーになってました)
 砂漠や道なき道を走るのは想像以上に過酷です。命がけのレースということがよくわかりました。
 そのレースの取材陣を乗せたプレスカーのドライバーとナビゲーター兼通訳はボランティアスタッフでした。「アフリカ観光のつもりで参加した」らしく、地図の見方も砂漠の走り方も何も知らないため道を失って、プレスカーの同乗者は何度も死ぬ思いをしました。

  著者二人(著者名は作家二人の共作ペンネーム)がアフリカの専門家というのではなくて、初めてアフリカの地を踏みしめたことがよかったのでしょうか。彼らの率直な感想によって未知なるものへの興味が湧きました。
 我がアフリカ旅行ではどうだったかと振り返り、共感することもありました。(私のアフリカ旅行は タグ>91アフリカ にて)
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# by ruksak | 2015-12-15 13:15 | 旅の本 | Trackback | Comments(0)


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