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サキャ 写真女の子 ('98年作)

 昨年7月、中国チベット自治区を旅した。チベット仏教サキャ派が興った小さな村を訪ねたが、そこは巡礼者はもちろんのこと、観光客もよく訪れるという。そのため村の子供達が妙に観光客慣れしていたのが可愛くなかった。
 ちょっとでもカメラを取り出すと、子供達が「フォト、フォト」と我々観光客を取り囲む。不思議なもので写真をせがまれると撮りたくなくなるものだ。子供達をシッシッと追い払う始末。旅先ではいつも土地の子供達を撮りまくっているというのに。 
 ほとんどの子供が諦めていったなか、二人の女の子がどこまでもついてきた。完全無視の態勢を取ったのだけれど、年の頃十才前後の女の子達はちっとも諦める風がない。
 女の子達は、何かヒソヒソ話した後、背後で歌を歌い始めた。歌をプレゼントする代わりに写真を撮ってってこと?
 女の子達は歌の次にチベットダンスを踊り始めた。
 たかが写真のためにそこまでするなんて。
 私にとってはたかが写真でも、彼女たちには貴重な写真ということなのか。
 観光客が自分達のことを撮りたがっていることを、子供達は知っている。そして、頼めば写真を送ってもらえることも。とある広場を通りかかった時、そこで糸を紡いでいた女性や子供達が、送られてきた写真をうれしそうに回し見していた。
 ダンスでも写真を撮ろうとしない私に、女の子の一人がキャンディーを差し出した。小学生からお菓子をもらうようになったらお終いだ。彼女達に根負けした。写真を撮ってあげるけど、ダンスをしているところだよ。
 女の子達はさっきよりも瞳を輝かせて踊り始めた。踊る前にちゃんと身繕いするところが微笑ましい。
 写真の送り先は、村の小学校宛だった。私の写真も学校の中を飛び回っただろうか。

f0036820_23292170.jpg
 <チベット自治区サキャ/建物の配色、グレー・白・エンジはこの町独特、チベット仏教サキャ派のシンボルカラーにもなっている>
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by ruksak | 2012-04-08 23:45 | 中国 | Trackback | Comments(0)

7日目:陽朔⇒東莞/ 寝台バス今昔 (後編:1997年)

 ’97年チベット旅行の夜行バス体験は忘れられません。
 チベット鉄道はまだ開通してませんでしたので、西寧(シーニン)方面からチベット自治区のラサへ向かう場合は、途中のゴルムドまで列車で行って、そこから長距離バスに乗るか、西寧から全工程長距離バスでいくか、でしたね。(反対の行程も同様です) 
 私は「全工程長距離バス」組です。
 そのときの西寧→ラサのバスは…、

 西寧→ゴルムド:車中泊1泊、ゴルムドでバス乗り換え、ゴルムド→ラサ:車中泊2泊

 車中泊3泊の長旅でした。ゴルムド・ラサ間で雨で大きな水溜りができて何時間か通行止めになって到着が遅れました。通行止めにならなくても車中で2泊したでしょうね。
 西寧に戻るときも長距離バスだったので、寝台バスを乗り継いで往復したようなものです。
 そのときの寝台バスは、真ん中の通路をはさんで左右に二人用寝台が並んでました。マットレスが敷かれていたと思います。掛け布団や毛布も―。二段ベッドではない寝台バスもあったかもしれません。距離やバスの大きさによって備品や寝台の大きさが変わります。
‘寝台’はベッドのような洒落たものでなく、小上がりのイメージです。ゴルムド→ラサの寝台バスの最後尾は右から左まで繋がって、5人くらい雑魚寝できました。二人用の寝台も二人で横になっても窮屈ではなかったですが、西寧・ゴルムド間のバスはラサに行くバスより小さかったんでしょうかね、隣が大男だったときには、寝台から転げ落ちそうでした。
 そうなんです! 一人だと誰かと相席になり、それがだいたい男性なんです。(男性の乗客が多いので)
 乗客が少なかったり、二人分の料金を払えば一人で一つの寝台を確保できたでしょうが。
 あとになって思うと、見ず知らずの男性と、枕を、否、ベッドを、否、寝台を共にするなんて考えられない、ですよね。でも横になっていたんですよ―。
 チベット旅行のノートを読み直すと、“寝台バスも隣に男の人が寝るのは考えものだ”とだけ書いてます。普通の座席でも知らない人と相席になるし、公共のバス(夜間は暗くしてるけど)で露骨なセクハラ行為はないと信じていたのかも…?
 そのあとのブラジル旅行で、イグアスの滝に向かう夜行バスで嫌な思いをしたので、今回東莞(とうかん/トングァン)行きバスの寝台が一人用になっていたのがたいへんうれしかったです。
 
*ブラジル旅行のサンパウロ→フォス・ド・イグアス夜行バスの嫌な思いのことは、2006/11/7の記事にあります
 ブログを始めて以降の旅行でも夜行バスにたびたび乗ってました
・同じくブラジル旅行のフォス・ド・イグアス→リオ・デ・ジャネイロで…2007/2/16~22の記事に
・ゴッホの旅でパリ→アムステルダムで…2006/4/3 と 4/6 の記事に
・韓国・慶州→ソウル仁川空港へ…2008/9/11 の記事にて
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by ruksak | 2011-02-18 21:43 | 中国 | Trackback | Comments(2)

ひまわりの種

 私が買ったひまわりの種チョコはLOTTEのものでした。日本でも発売したらヒットすると思うんですけどね。
 麦チョコみたいに手のひらをお椀のようにして、ポンポンと口に投げ込んだら、すぐに食べ切ってしまいます。

 ひまわりの種といえば…。
 10年前の中国旅行でおやつ代わりにひまわりの種を持ち歩いてました。
 甘粛省やチベットに行くと、ひまわりの種がよく売られてたんですよ。
 殻つきのひまわりの種そのものです。殻を割って中の種を取り出して食べます。味も食べ方もとてもシンプルです。
 中国の方々は、見たところ、ほとんどの方が、殻を足元にポロポロ落とします。
 発車の時きれいだったバスの車内は、しばらくすると、殻や紙切れが散乱しています。
 典型的な日本人である私としては、そういう場面に遭遇すると、軽蔑のまなざしを送ってしまいます。「ゴミはクズ入れに」ではないのかい!
 そんなことをいっていた私も…、チベット自治区のシガツェで、ラサ行きのバスの発車を待っていたときは…。
 そのバスは出発時刻が決まっておらず、乗客がある程度集まってから出発することになってました。
 バスに一番乗りだったため、ひまわりの種を食べながらほかの乗客が来るのを待つことに。
 バッグからひまわりの種を取り出し、ポリポリ、ポリポリ。
 殻…、どうしよう。…外に捨てちゃえ。どうせ土に返るんだー。
 窓を少し開けて、ひまわりの種を食べては殻を外に捨て、食べては外に捨ててました。
 窓から顔を出して下を覗くと、周囲の地面は種の殻で白っぽくなってます。
 アー、私もゴミを散らかして、よその国の人のことをとやかく言えない…。
 けれども、気持ちは楽でした。
「××しなければいけない」「××してはいけない」という心の縛りから解き放たれて、楽な気分だったのかなあ、…なんて都合のいい言い訳ですか。
 だから、昨今のエコ、エコの掛け声も時たま窮屈に感じます。

 中国内陸部でひまわりの種がおいしかった話に戻って…。
 乾燥させたプレーンな種のほかに、ハチミツだったかバターだったか味をつけてローストされたひまわりの種もありました。オーストラリア資本(か合弁)の会社製で、プレーンのひまわりの種より値段が高く高級感があります。
 私は味付けしてないプレーンのひまわりの種が好きでした。
 おいしかったのでお土産に買って帰ったものの、なかなか封を開ける気になりませんでした。食べたい気持ちにならなかったんですね。
 日本では日本の食べ物を欲するんでしょうか。 
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by ruksak | 2008-06-09 23:36 | 韓国 | Trackback | Comments(2)


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